着物の染み抜きおおつき工芸

おおつき日記

2017-07-08

年月と共に現れた水染み  

シミ抜きでお預かりしました。

お客様は  「こんなシミつけた記憶がない」 との事でした。

裾まわりに濃い変色と大きく輪ジミのような変色がありますね。

何かあれば先ずは洗う事から。シミが出てる部分を丁寧に洗っていきます。


洗った結果、見た目には殆んど薄くはなりませんでした。

やはり完全に地色自体が黄色く変色しているようです。

薄くはなりませんでしたが丁寧に洗うという作業によって下処理は済みました。

次の工程の漂白から地直し(色入れ)に進めていきます。


仕上りました。 着用に支障ないくらいにはなったのではないでしょうか?

今回のケースのように、シミをつけた記憶がないのにシミが出てくる事は多々あります。

シミは付いてはいてのでしょうけどその時点では目立たなかったのでしょう。

後身頃ですし御自身でも気付きにくいですよね。

そのシミが時間の経過と共に黄変へと変化していったのでしょう。

シミは変色する前に落とすのが生地にとってもお財布にとっても優しいです。

シミを見つけ出すのも我々の仕事です。お手入れはもちろんですが点検もお任せ下さいね。

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愛知県名古屋市 【全国対応】 の着物染み抜き専門店、おおつき工芸です。

最初から最後まで 染色補正士の職人が お着物の状態に合わせた 丁寧な修復をさせて頂きます。

他店で 「直らない」 と言われたもの、古いしみや変色も 諦めずにお気軽にご相談ください。

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