着物の染み抜きおおつき工芸

おおつき日記

2016-11-06

アンティークの帯

アンティークの帯のシミ抜きをお預かりしました。

ちょっと手強そうな気がしますね・・・


古いシミに加え、帯自体のも年代物なのでいつにも増して注意を払わなければいけません。

まずは目でよく見ます。  色んな角度からシミを見て  光にかざしたりもします。

生地が傷んでいたり透けてきたりしていないかを確認します。

次に指先で軽く摘んでみます。硬さや感触によって使用する薬品を選択します。

そして生地の状態を確認しながらゆっくり時間をかけて洗い、必要に応じて漂白していきます。

一気に進める事はしません。  『 少しづつ 』 を意識する事が大切です。


仕上りました。着用には問題ないくらいにはなったと思います。

今回は古いシミという事もあり漂白が必要でした。

漂白は生地にダメージを与えてしまいます。 着物のために出来る事なら漂白は避けたいです。

シミが付いたら変色する前に落とす! 大切なお着物を末長くご愛用していただくためには大切な事です。

また アンティーク品は生地の傷みが酷い場合や、完璧には難しい場合などさまざまな状態があります。

お客様のご希望も伺いながら、着物(生地) の声 にも耳を傾けながら 

最善な方法を見つけ出したいと思っています。

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愛知県名古屋市 【全国対応】 の着物染み抜き専門店、おおつき工芸です。

最初から最後まで 染色補正士の職人が お着物の状態に合わせた 丁寧な修復をさせて頂きます。

他店で 「直らない」 と言われたもの、古いしみや変色も 諦めずにお気軽にご相談ください。

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