着物の染み抜きおおつき工芸

おおつき日記

2016-06-25

雪花絞り体験

有松絞りまつりに行った時、私達も娘もとても楽しみにしていたのが絞りの体験。

ブースごとに体験できる絞りが違っていて、全種類制覇したいくらいでした。

私達が選んだのは 雪花絞りです。  ちゃんと先生と染め屋さんが指導してくださるから安心。


手ぬぐい生地をとにかくキレイに折って折って、最後は板に挟んでゴムできつく縛りました。


何色の染料を使うかで悩み、何カ所染めるかで悩み、とくかく真剣に考えて決断!

そして完成したのがこちら〜!!!

一番左が娘の。 真ん中が職人夫の。右のが私の雪花です。

少しずつカットして、手ぬぐい用のフレームに飾ろうと思います。


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2016-06-19

受け継がれていく宝物 

古い変色が全体に多数出ている初着をお預かりしました。

子供の着物は着る時期が限られます。

なのでどうしてもタンスにしまいっ放しになってしまいます。

結果しまう当時はなかったはずの変色が全体に・・・

よくある事例です。

子供の着物の古い変色を直すには金彩加工や柄足しを

変色の上から施してシミを隠してしまう、という方法もあります。

キレイにはなりますが派手になってしまったりで元の雰囲気が損なわれる事もあります。

今回はなるべく元の状態でのご着用がご希望でしたので

黄変抜きと染色補正のみで加工させていただきました。

ただし古い変色なので完全には落ちない可能性があります、出来る限り頑張ります!

・・・と、お伝えし了承いただいた上での仕事となっております。


仕上りです。100%とはいきませんが着用出来るまでには持って来れたのではないでしょうか?

特に初着などは ご両親やお祖父様、お祖母様が小さい頃着られた思い出のあるものだったり

お客様のお気持ちも強い宝物なので なんとか着て頂けるように 頑張ります!

お客様のお気持ちにも添える様に色々なご提案をさせていただきます。

お気軽にご相談下さいませ。

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2016-06-13

有松絞りまつりへ

名古屋に住むようになってから初めて行って来ました 有松絞りまつり!

名古屋で生まれ育った職人夫も初めての有松絞りまつりでした。

有松の町並みに絞りの浴衣を着た幅広い年代の方々がいっぱいで見てるだけでも楽しいお祭りでした。

来年は私達も浴衣を来て仲良くしていただいてる方の所へ会いに行こうと思います。


名古屋芸術大学の学生さんの作品の販売があったり (写真左下)

若い作家さんたちのお店もおもしろいものがいっぱいありました。

90歳を超えて現役職人のおばあちゃんたちの手元を撮らせていただきました。

平縫い、巻縫い、つまみ縫い・・・100種類もの技法があるそうです。

問屋時代を含めて着物の仕事をしてきて知らない事はまだまだ沢山あるんだな、と。

直し以外も 着物のこと、歴史、技術、 色々知っていきたいです。

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