2015-09-04
変色は丸洗いではもちろん洗い張りをしても落ちる事はありません。
シミの部分を漂白していきます。
漂白をすると地色も抜けてしまいます。地色を修正して作業完了です。
2015-07-29
衿の汚れ落としでお預りしました。
地色が濃いとこういったファンデーション、皮脂系の汚れはかなり目立ちますね。
酷く見えますが油性の溶剤で簡単に落とす事が出来ます。
2015-07-29
仕立て上がっている着物、または仮絵羽を解いて反物にすると縫い代で隠れていた部分と表に出ていた部分に色の差が出てしまう場合があります。それが色ヤケです。
反物の両端の色が濃い部分が元々の地色で、中心付近の薄黄色っぽくなっている部分が色ヤケしている部分です。
日光や蛍光灯などでこのような状態になってしまいます。
薄黄色く色ヤケしている部分に色を入れて元の地色に戻していきます。
ヤケている部分に何色を足せば元の地色に戻るか、を計算して色を調合します。色の足し算ですね。
調合した色をエアブラシで吹き付けます。
はみ出したりムラにならないように注意深く慎重に作業していきます。
色の調合は多くの経験と勘や閃きがものをいいます。それがビシッ!っと合うと職人名利に尽きます!