着物の染み抜きおおつき工芸

おおつき日記

2016-07-17

和裁教室で手作り肌襦袢

2ヶ月間の期間限定で和裁教室に通わせていただきました。

出来上がったものはこちら!!!    肌襦袢。着物の下に着る肌着です。

もちろん肌着は持っていますが お気に入りの手ぬぐいで作ってみたかったんです。

手ぬぐい1枚で 衿と両袖をとって、身頃は新モスで作りました。


浴衣を着た時に 長襦袢は着ないので 袖の中など、ちらっと見えるのが気になっていました。

夫は今まで綿のTシャツを着ていたので  もっと気になってたんです😂

ちゃんと夫が腰紐を締める位置の長さを測って 着崩れない様に身丈を決めました。

 勿体なくてなかなか使えないと思ってた有松の豆絞りの手ぬぐいを使いました。

 有松絞りの工房を見学させていただいた時に作る工程を見せていただいて

ひとつひとつ形の違う豆の水玉や、端っこの青い染料の部分がとても愛おしくなりました。

⬇︎の写真 左側が有松の豆絞りの手ぬぐい。 右側がどこでも買えるプリントの豆絞りの手ぬぐい。


私達の分を浴衣を着る日までに縫い終わってホッとしていたら

娘が自分のが無いと・・・  悲しそうに言うので縫い方を覚えてるうちに縫っておかないと!

肌襦袢1枚でも汗をだいぶ吸収してくれるので重宝しそうです。

薄い素材のものもありますが、暑いからこそしっかり汗を吸収する素材の肌着がいいと思います。

私は肌着の上にさらにタオル素材の補正着を帯下に着用しています。だいぶ違います。

汗の対策をすることで着物を着られたあとのシミやお手入れも大きく違いますのでおすすめです。


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2016-07-12

薬品テスト

白い大島紬の袖を解いた状態です。

袖山がクッキリと変色してしまってます。

  
洗って落ちるものではないので漂白していくのですが、その前に大切な事があります。

それは薬品テストです。

今回の大島紬のように先染め(糸を染めてから織る)  の生地は

薬品の使用で色が飛んでしまうと修復不可能になってしまう恐れがあります。

このような白大島の場合は黒色の糸の色が無くなってしまったり

黒色が滲んで来ないかを目立たない生地端でテストしました。

結果薬品に耐えれると判断出来たので漂白していきます。
  
仕上りです。  かなり目立たなくなりました。

( ⚠️ こちらのケースは 袖山のご依頼でしたので 仕立てて中に入る所はそのままです⚠️ )

お客様からお預かりする大切なお着物なので失敗は許されません。

より確実な仕事をするには手間を惜しまず、薬品テストをしてから進めていきます。

薬品テストをした結果で お客様とご相談させて頂き、ご返却になる品物もあります。

その場合 代金は頂戴しておりませんので ご安心くださいね。
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2016-07-01

肩上げ & 腰上げ

うちの娘、小学5年生で今の身長は135cm です。

ここ半年で背が5cmも伸びました。 去年の服が着れません😭

浴衣もさすがに去年のまんまでは着れないので上げの縫い直しを・・・

なんとか縫いました。  私が!  なんとか間に合ってよかった!

たぶん来年は肩上げはなしで着れるんじゃないかと思います。

洋服は1〜2年で着れなくなりますが着物は調節すれば子供も長く着ることができます。

当店では肩上げや腰上げ縫いのしてあるお子様の物をお預かりした時には

上げはそのままにしておきますか?  とってもいいですか? なるべく確認するようにしています。

「 次に着るのは この子の子供かな?  だからキレイにしてしまっておきたいです 」

「  今度また着るからそのままでいいです 」 「来年下の子が着るからそのままで」

お答えもそれぞれです。 

お客様の生活に合わせて お手入れさせていただきますのでご相談くださいね。


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