2016-08-01
誠に勝手ながら 8月11日(木)🎌 〜 8月16日(火) までお盆休みとさせて頂きます。
8月17日(水) より通常営業いたします。
ご不便おかけして申し訳ありませんがどうぞよろしくお願い致します。
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2016-07-24
今回は着物を染めた時点で出来てしまった難の直しです。
場所は上前の身頃と衽の合口部分です。
白いぼかしの部分が、かなりズレてしまってます。
ぼかしで引き染めする場合はあらかじめ印を付けてズレの無い様に染めるのですが
中にはこの様な事案も出て来る事があります。
そこで我々の様な染色補正士の出番が来る訳です。
今回は一番ズレている真ん中の部分のみのご依頼です。
まずは白い部分を太くして無理やりつなげてしまいます。
太くつなげたら後はその周りに地色を入れていき、つながりが良くなる様に修正します。
集中して作業していたので途中経過の写真を撮り忘れてしまいました。
説明だけでは少し分かりにくいかも知れませんね・・・
仕上りです。大きくズレていたぼかしをつなげる事が出来ました。
真ん中がつながる事によって上下のぼかしの微妙なズレが気になってしまうかも知れませが
そこまでは手をかけなくてよいとのお客様のご指示事がありました。
染め屋さんがどんどん反物を染めていた時はこういった仕事も沢山ありました。
しかし、染めても売れるかどうかわからない現状では必然的にこのような仕事も無くなってきます。
この手の仕事が少なくなったとしても技術は決して失ってはいけない!と思っています。
この世に着物が存在する限りは腕を錆びつかせぬよう 私も精進の日々です。
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2016-07-17
2ヶ月間の期間限定で和裁教室に通わせていただきました。
出来上がったものはこちら!!! 肌襦袢。着物の下に着る肌着です。
もちろん肌着は持っていますが お気に入りの手ぬぐいで作ってみたかったんです。
手ぬぐい1枚で 衿と両袖をとって、身頃は新モスで作りました。
浴衣を着た時に 長襦袢は着ないので 袖の中など、ちらっと見えるのが気になっていました。
夫は今まで綿のTシャツを着ていたので もっと気になってたんです😂
ちゃんと夫が腰紐を締める位置の長さを測って 着崩れない様に身丈を決めました。
勿体なくてなかなか使えないと思ってた有松の豆絞りの手ぬぐいを使いました。
有松絞りの工房を見学させていただいた時に作る工程を見せていただいて
ひとつひとつ形の違う豆の水玉や、端っこの青い染料の部分がとても愛おしくなりました。
⬇︎の写真 左側が有松の豆絞りの手ぬぐい。 右側がどこでも買えるプリントの豆絞りの手ぬぐい。
娘が自分のが無いと・・・ 悲しそうに言うので縫い方を覚えてるうちに縫っておかないと!
肌襦袢1枚でも汗をだいぶ吸収してくれるので重宝しそうです。
薄い素材のものもありますが、暑いからこそしっかり汗を吸収する素材の肌着がいいと思います。
私は肌着の上にさらにタオル素材の補正着を帯下に着用しています。だいぶ違います。
汗の対策をすることで着物を着られたあとのシミやお手入れも大きく違いますのでおすすめです。
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