2016-03-20
かなり酷くカビが出てしまってますね。
今回は洗うだけでキレイになってくれました。
カビが落ちてもその下が脱色してしまっている事もよくあります。
その場合は一カ所づつ色を入れていかないといけないため
かなりの時間とコストを要してしまいます。
そんな厄介なカビですが陰干しをすれば発生を防ぐ事が出来ます。
定期的な陰干しは正直面倒、という声を耳にします。
ですが陰干しは誰にでも出来るセルフメンテナンスです!
やるのとやらないとでは雲泥の差が出ます。
大切なお着物に呼吸をさせてあげて下さい!!
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2016-03-12
着物の製造段階で出来てしまう難を 『 染難 』 と言います。
松の葉の中心辺りに色が入ってませんね。
本来なら綺麗に均一に染まるはずなのですが
何かの不純物が付着してしまった状態で染め上ったために
この部分だけ綺麗に色が入らなかったと考えられます。
松の葉と同じ色を調合し筆で入れていきます。
仕上がりです。
我々の仕事は古いシミやお手入れだけをする訳ではありません。
今回の様に店頭に並ぶ前の品物を万全な状態に整える、そういった事も出来ないといけません。
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2016-03-05
着物は水に弱いです。
生地によっては少し濡れただけでもこの様に水ジミになってしまいます。
軽い水ジミ程度なら蒸気アイロンで消す事が出来ます。
酷い場合や落ちにくい場合は一カ所づつ水洗いして落としていきます。
今回は蒸気アイロンと染み抜きの両方での処置となりました。
着物に撥水加工をするのも一つの方法ですね。
そうすれば多少の雨や水くらいなら弾いてくれます。
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