着物の染み抜きおおつき工芸

おおつき日記

2016-05-14

仕立てて出る所のみ色焼け直し

体型に合わせて仕立て替えが出来る、着物ならではの利点ですね!

ただ元々仕立ててあったかたちに色焼けしてしまっている場合も多々有ります。

  

 今回もしっかり色焼けしてます。

右側の縦線が元のワキ線です。今回は元寸法よりも小さくなるため、線の内側だけ色修正します。

地色よりも赤っぽく薄くなっているため、地色よりも青味の紫を調合してエアブラシで色入れしていきます。
 

仕上がりです。

元のワキ線は仕立て替えで縫い代の中に縫い込まれるので今回は直してません。

ワキ線の内側の色焼けはなくなってますね。

これで新品のように気持ちよく着ていただけるはずです!

必要最低限の部分のみの直しにする事で料金が抑えられますので

お客様とご相談しながら このような直し方をさせて頂きました。

ご予算も含めて いろいろなご提案もさせていただきます。

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2016-04-24

絞りのアク

チョウの右側の羽根に黒っぽくシミになってますね。

これは着物の製造工程の中の生地を絞る段階で付いてしまったアクが原因と考えられます。

生地を絞る時に使用する糸からアクが出る事が有ります。

そのアクが生地に残留してしまい時間の経過でシミとなり出て来てしまったのでしょう。

漂白で飛んでくれる場合が多いので漂白してみます。 

仕上がりです。キレイに飛んでくれました。

我々の仕事は技術はもちろんですが経験値がとても大事です。

着物を作り上げて行く工程なども頭に入れて

どのようなシミなのかを予測する事がキレイに仕上げる近道となります。
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2016-04-17

袖口汚れの変色  

袖口がしっかり汚れてます。  

皮脂などの黒ずみの下が変色している予感がします。

 
  洗って落とせる汚れは落としましたがやはり汚れの下は変色していました。

変色部分を漂白してみます。

 
仕上がりです。殆どわからないくらいになりましたね。

“  一般的なお店の丸洗いやクリーニングで汚れの落ち具合がイマイチ  ”

・・・ といった経験は有りませんか?

それは漂白して染色補正する技術を持ち合わせてないお店だからだと思います。

当店はそういった技術に特化した職人が仕事をしております。

お困りでしたらお気軽にご相談下さいませ。
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