着物の染み抜きおおつき工芸

おおつき日記

2016-03-12

問屋様からのお仕事  〜染難〜  

着物の製造段階で出来てしまう難を 『 染難 』 と言います。
  

松の葉の中心辺りに色が入ってませんね。

本来なら綺麗に均一に染まるはずなのですが

何かの不純物が付着してしまった状態で染め上ったために

この部分だけ綺麗に色が入らなかったと考えられます。 

松の葉と同じ色を調合し筆で入れていきます。

 

仕上がりです。

我々の仕事は古いシミやお手入れだけをする訳ではありません。

今回の様に店頭に並ぶ前の品物を万全な状態に整える、そういった事も出来ないといけません。

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2016-03-05

雨に濡れた着物 

着物は水に弱いです。

生地によっては少し濡れただけでもこの様に水ジミになってしまいます。

  

軽い水ジミ程度なら蒸気アイロンで消す事が出来ます。

酷い場合や落ちにくい場合は一カ所づつ水洗いして落としていきます。

今回は蒸気アイロンと染み抜きの両方での処置となりました。

   
仕上がりです。

着物に撥水加工をするのも一つの方法ですね。

そうすれば多少の雨や水くらいなら弾いてくれます。

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2016-02-25

お雛様

節分のあとに お店にもお雛様を出してます。

娘のお雛様と、私が生まれた時に亡くなった祖父が贈ってくれた市松さんも。

小さい時に汚れた手でベタベタ触っていたみたいでお顔がシミだらけです。

当店では  お人形の顔の染み抜きはできませんが、私の顔のシミも消せませんが・・・

着物の古いシミや変色はお任せくださいね!